その根底にあるのは、一人ひとりが主体的に生きていること、豊かに生きていること。楽しく暮らしていること。人間らしく、生き生きしていること。そのことを大切にしていること。 工房集は「そこを利用する仲間だけの施設としてではなく、新しい社会・歴史的価値観を創るためにいろんな人が集まっていこう、そんな外に開かれた場所にしていこう」という想いを込めて「集(しゅう)」と名付けました。
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障害者芸術支援シンポジウム「埼玉県の取り組みから考える」

▼開催概要
全国的に障害のある人のアートに関心が高まっています。障害のある人のアートの取り組みが、本人の生活の質の向上、地域とのつながり、作品の商品化、福祉施設職員や美術関係者の意識への影響など、様々な変化をもたらしています。
埼玉県では障害者の自立や社会参加の促進、多様性を認め合う社会の実現などを図るための手段としての障害者アート振興策が話され、平成21年から積極的に障害者アートに取り組んできました。絵画などの制作をしたり、ダンスや音楽など様々な表現をする人が増え、福祉施設等で取り組む場が増え、施設間のつながりが生まれてきました。
このたび第8回障害者アート企画展に合わせての関連企画として「シンポジウム」を開催します。埼玉県内の活動を中心に、専門家により当事業を多角的に考察します。美術、福祉、教育関係の専門家により、これまでの取り組み、そして今後の活動の広がりを共に考えます。みなさまのご参加を心よりお待ちしております。

▼基本情報
第8回埼玉県障害者アート企画展「うふっ埼玉でこんなのみつけちゃった♪」関連企画
障害者芸術支援シンポジウム「埼玉県の取り組みから考える」

会期:2017年12月9日(土)10:00 – 16:00 (10:00~10:20受付)
会場:埼玉県立近代美術館講堂(埼玉県さいたま市浦和区常盤9-30-1)
会場HP:http://www.pref.spec.ed.jp/momas/index.php?page_id=0
募集対象:福祉・教育・アートに関わる方、行政・企業の方、その他研修に関心のある方どなたでも
定員:100名(要申込・先着順)  《入場無料》

主催:埼玉県障害者アートネットワークTAMAP ±0、社会福祉法人みぬま福祉会
共催:埼玉県
後援:上尾市、春日部市、川口市、川越市、川島町、行田市、久喜市、熊谷市、鴻巣市、さいたま市、所沢市、戸田市、新座市、東松山市、三郷市、吉川市、嵐山町、JR東日本大宮支社
協力:埼玉県立近代美術館、埼玉県障害者アートフェスティバル実行委員会、con*tio
助成:障害者芸術文化活動普及支援事業(厚生労働省補助事業)

 

▼プログラム・開催の様子
10:00~10:20受付
10:20~10:30開会 オリエンテーション


10:30~11:10
基調講演「好きと評価をめぐって」
前山裕司(埼玉県立近代美術館学芸員)

美術界の人は作品をどう評価しているのでしょうか?それはほとんど語られないので、
勘違いされているように感じるときもあります。決まった基準があるのでしょうか?
誰もが感じる、好き、嫌いと違うのでしょうか?そんなことを話してみましょう。


11:20~12:00
対談「重い障害のある人の表現とは」
中津川浩章(美術家、アートディレクター)、松本哲(みぬま福祉会総合施設長)

本展ディレクターと重度の障害がある人に長くかかわる法人総合施設長がそれぞれの立場から重い障害がある人の表現について語りあいます。


13:00~13:50
「埼玉県内の施設間のつながり、広がり、深まり」
野本翔平(NPO法人CILひこうせん)、佐藤佳織(みぬま福祉会大宮太陽の家)、多田美奈子(埼玉県社会福祉事業団あげお)

埼玉県内でアートに取り組んでいる福祉施設の実践・活動紹介。埼玉県障害者アートネットワークTAMAP ±0(タマップ プラマイ・ゼロ)を立ち上げ、福祉施設のつながりを作り、共に学び合い、高め合っています。根幹にあるのは障害のある人のために。


14:00~15:30
クロストーク「 福祉、教育、美術など、様々な角度から見た障害のある人の表現の本質や展望 」

小澤基弘(画家、埼玉大学教育学部教授)、酒井道久(彫刻家、埼玉県立大学名誉教授)、石平裕一(NPO法人かうんと5代表)、豊田亜紀(多機能型事業所わっくす)
モデレーター:中津川浩章(美術家、アートディレクター)
表現活動状況調査や作品選考会など障害者アートをめぐる埼玉県独自の取り組みについて、その意味合いと可能性を、美術の専門家と福祉施設のスタッフがそれぞれの立場から、ときに脱線しながら語り合います。


15:30-15:45質疑応答
15:45-アンケート記入
16:00 閉会

▼会場アクセス

会場:埼玉県立近代美術館講堂(埼玉県さいたま市浦和区常盤9-30-1/Tel: 048-824-0111)
JR京浜東北線北浦和駅西口より徒歩3分(北浦和公園内)※専用駐車場はありません。近隣の有料駐車場をご利用ください。

▼お申込み方法
※定員となりましたので、受付を終了しました。
ご参加には事前のお申込みが必要です。
申込フォームからお申込みいただくか、下記のお申込み先まで電話・FAXにてお申込みください。

▼申し込み締め切り
※定員となりましたので、受付を終了しました。
2017年11月30日(木)
定員(100名)になり次第、締め切りさせていただきますので、早めにお申し込みください。なお、定員を超えない場合は、当日まで申し込みを受け付けますので、お問い合わせください。

▼サポートについて
車椅子の方、手話通訳が必要な方、その他セミナー参加において必要なサポートがあればお知らせください。

▼お申込み・お問い合わせ
アートセンター集
〒333-0831埼玉県川口市木曽呂1445(社会福祉法人みぬま福祉会工房集内)
Tel 048-290-7355 Fax048-290-7356
e-mail:kobo-syu@marble.ocn.ne.jp