その根底にあるのは、一人ひとりが主体的に生きていること、豊かに生きていること。楽しく暮らしていること。人間らしく、生き生きしていること。そのことを大切にしていること。 工房集は「そこを利用する仲間だけの施設としてではなく、新しい社会・歴史的価値観を創るためにいろんな人が集まっていこう、そんな外に開かれた場所にしていこう」という想いを込めて「集(しゅう)」と名付けました。
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12/2-12/7 第16回埼玉県障害者アート企画展「Coming Art 2025」

今年で16回目を迎える埼玉県障害者アート企画展のお知らせです。

 
 

埼玉県障害者アート企画展は”みんなでつくる展覧会”として、福祉施設職員や美術の専門家、行政職員など、多くの人が関わりながら作り上げている展覧会です。公募展という方法ではなく、埼玉県が実施する「障害のある方の表現活動状況調査」に集まった調査票から選考しています。社会的に注目を集める作家の新作から、「これってアート?」と思われる表現まで多彩な130名の作家による600点を超える作品が集まります。


16回目となる埼玉県障害者アート企画展。障害がある人たちの表現活動について集められた調査票をもとに、そのなかに隠れているかもしれない魅力的な表現を新たに見出そうと始まった。調査票からだけでは見えてきにくい福祉現場で働くスタッフのリアルな感覚を、より反映させうるような形へと年々変化してきた。選考会はアート、デザイン、教育、福祉、法律、行政といった多様な専門性を持つメンバーが、ていねいに対話を重ねながら進めていく。かつてならアートの専門家の意見を福祉関係者が拝聴するような場面が見られたが、いまでは逆に、現場スタッフによって語られる作品の背景に、アート関係者が唸り驚嘆する場面も少なくない。福祉とアートの交錯が価値を生みだすスリリングな瞬間。まさに最近よく目にする「福祉×アート」の実践を具体的に押し進めてきた結果だ。
非言語のコミュニケーションの中から生まれてくる「表現」の数々。これらは芸術なのか、たんなる表出なのか、あるいは無意味な行為の反復なのか。すべての作品には「生きる」というメッセージが刻印されている。なにが私たちの人生を社会をそして福祉現場を豊かにしていくのか。問いかけてくる展覧会です。

監修:中津川浩章


第16回埼玉県障害者アート企画展「Coming Art 2025」
会期:2025年12月2日(火)~12月7日(日) 10:00~17:00 ※初日のみ13時開場(最終入場は16:30)

会場:埼玉県立近代美術館 一般展示室1.2(地下1階)
住所:埼玉県さいたま市浦和区常盤9-30-1(JR北浦和駅西口徒歩3分)
会場ウェブサイト:https://pref.spec.ed.jp/momas/
【駐車場について】
美術館には専用駐車場はありませんが、お体の不自由な方のご来館には業務用駐車場を提供いたします。ただし台数に限りがありますので事前に美術館にご連絡をお願いいたします。

主催:埼玉県障害者アートネットワークTAMAP±〇、社会福祉法人みぬま福祉会
共催:埼玉県、埼玉県障害者アートフェスティバル実行委員会
協力:アートセンター集協力委員、アーツカウンシルさいたま(公益財団法人さいたま市文化振興事業団内)
助成:令和7年度埼玉県障害者芸術文化活動普及支援事業(埼玉県補助事業)
監修:中津川浩章


◆◇出展作家◇◆
アイカ、相田大希、アキくん、阿部香織、阿部佐知子、雨星むう、新井貴道、荒井玲良、飯田大空、飯野哲、石井章、石井健知、今泉宏之、入江テル、岩井大知、岩田朱子、うすきよしえ、遠藤和則、及川礼、大串憲嗣、大森都夫、小笠原琉輝、岡田亜弓、尾崎翔悟、小幡海知生、片波見知代、金森啓太、金子隆夫、加部綾子、神谷一郎、神谷羽菜、川越大介、城所篤史、久保田紀夫、倉田拓哉、こうせい、コバヤシカオル、小林大河、小林ちゃん、小牧美穂、近藤寿、斉藤梅子、斉藤淳太、斎藤健視、佐々木省伍、佐藤謙生、佐藤剛、佐藤礼、柴崎優翔、島崎風、シュウシュウ、白山七恵、しんちゃん、進藤太、杉田大河、鈴木愛梨、鈴木桜太、関口エイ子、関口直子、関翔平、関根晃、高野博史、髙橋幸子、高橋潤、竹内広明、田中志歩、塚田裕磨、鶴巻棟明、出羽まいる、時田鐘丸、冨田聖治、友竹剣士、内藤みひ、なお丸、永井健雄、中川浩美、中村愛之助、成澤瑞穂、南部鬼斬丸、西川泰弘、新田新汰、野村真優子、白田直紀、ぱけ、長谷川栄子、長谷部航輝、ばっくれ、林良樹、原新、原田庄之助、ビクター・タン、平川寛隆、福島尚、古川舜一、星野真沙通、前野晴香、真嶋翔生、松島幸江、三富裕子、箕田哲実、三宅史洋、宮田愛、三好進、茂木かおり、モハンデランゲ・リノシ・セナラ、もや師匠、森川里緒奈、森羽虫、箭内裕樹、栁万喜子、山口敏夫、山口由紀子、山崎恵一、ゆうこ、ユキウサギ、横山涼、吉川健司、吉野亜紀、ヨッシー、渡辺孝雄、AMI、apipo、EMI、kkk、K•TOMO、masua、Mi、Sumie、T•TAKAHIRO、Yoichi Nara


◆◇関連イベント◇◆
オープニングセレモニー/ギャラリートーク
日時:2025年12月2日(火)13:00~
オープニングセレモニー後に、監修の中津川浩章氏と福祉施設スタッフと一緒に会場を巡ります。

アーティストトーク
日時:2025年12月4日(木)・5日(金)
両日とも10:30~(予定)
出展作家や支援者が作品について想いを語ります。

ことばでみる鑑賞ツアー
(埼玉県立近代美術館との連携プログラム)
日時:2025年12月6日(土)13:00~15:30
募集:見えない人・見えにくい人
5名(応募多数の場合抽選)
応募:アートセンター集へお電話ください
Tel:048-290-7355
視覚に障害のある人とない人がグループになり、会話しながら(一部、触って)展示作品を鑑賞。作品鑑賞後は、埼玉県立近代美術館との連携プログラムとして、美術館が所蔵するユニークなデザインの椅子に座って、おしゃべりを楽しむ時間も設けます。
企画協力:con*tio


◆◇作品紹介・動画配信◇◆
会期中、TAMAPインスタグラムで作品を紹介します。


◆◇作品集販売予定◇◆
展覧会の作品集を会場と工房集オンラインショップにて販売予定です。


▼お問い合わせ
アートセンター集
〒333-0831埼玉県川口市木曽呂1445(社会福祉法人みぬま福祉会工房集内)
Tel 048-290-7355 Fax 048-290-7356
e-mail:artcenter@kobo-syu.com