その根底にあるのは、一人ひとりが主体的に生きていること、豊かに生きていること。楽しく暮らしていること。人間らしく、生き生きしていること。そのことを大切にしていること。 工房集は「そこを利用する仲間だけの施設としてではなく、新しい社会・歴史的価値観を創るためにいろんな人が集まっていこう、そんな外に開かれた場所にしていこう」という想いを込めて「集(しゅう)」と名付けました。
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レクチャー「障害者アートの可能性、埼玉県の障害者アートの可能性について美術専門家より学ぶ」

全国的に障害のある人のアートに関心が高まっています。障害のある人のアートの取り組みが、本人の生活の質の向上、地域とのつながり、作品の商品化、福祉施設職員や美術関係者の意識への影響など、様々な変化をもたらしています。
埼玉県では障害者の自立や社会参加の促進、多様性を認め合う社会の実現などを図るための手段としての障害者アート振興策が話され、平成21年から積極的に障害者アートに取り組んできました。絵画などの制作をしたり、ダンスや音楽など様々な表現をする人が増え、福祉施設等で取り組む場が増え、施設間のつながりが生まれてきました。
このたび埼玉県内の福祉施設によるネットワーク参加団体を中心に、講師として美術家の中津川浩章氏をお迎えし障害者アートの可能性、埼玉県の障害者アートの可能性についてレクチャーを開催します。(第一回は終了)

【第1回】※終了しました
日時:2019/5/16(木)16:00~
会場:工房集

【第2回】
日時:2019/7/22(月)17:30~
会場:工房集

▼第1回開催の様子

▼第1回内容:
・工房集との出会い・工房集の作家について、
・障害のある方の作品の価値について
・近代・現代アートと工房集作家との共通項と比較
・障害のある人のアート活動を取り巻く国内の動き
・支援員の関わり方についてなど

会場である工房集について開所前から関わっていただいていることから工房集所属の作家の具体例を挙げていただきながら、障害のある人のアートについての現状や、埼玉県内の福祉施設における連携力についての評価、支援員の関わり方についてなどのお話しをしていただきました。
参加者からは質疑も盛んにあり、日々の表現活動のサポートにおいて課題と可能性を考える良い機会となりました。
私達のこれまでの取り組み、そして今後の活動の広がりを考えていく上での学びの場にご協力くださり、ありがとうございました。